陰陽道とは
陰陽道とは、最古の文明発祥地の一つである中国の根幹をなす思想です。
中国の春秋戦国時代、諸子百家といわれたこの時代には、百種類の思想が生まれました。その中に陰陽家という思想家集団から生まれた思想が陰陽道の始まりと言われています。
根源は宇宙太極、道教ではタオといいますが、その根源的なものが太極と呼ばれ、天と地に別れて陰と陽になり、男と女になる。そのような地上の相対性、宇宙の相対性が原理の初まりと説きます。
陰と陽からさらに宇宙、地球の構成要素として五行というものが考えられました。その5つの要素は木、火、土、金、水。さらに九星という九つの星、十二天将、二十四節気と別れていって、暦になっていくわけです。そこで人間の生活の様々な理を暦で表現していく、そこから人は天地自然の大きな働きの中でいかされるエレメントの一つであるという考え方にいきつきます。
ですから大自然の摂理に逆らわないで、うまくそれにのっていけば、必ず健全な人生が送れ、運命も開けるというのが陰陽道の考え方です。